てぃーだブログ › 松田しのぶのマリアム › チンダミは大事

2024年11月20日

チンダミは大事



仕事の合間に
前から気になっていた
ドキュメンタリー作品を観てきました
66分という短めの時間も
次の仕事が始まるまでの
僅かな隙間に
ちょうど良くて

更に
この映画を鑑賞すると
映画館のすぐ近くにある
スパイスカレーの名店
「パルミラ」で
無農薬のシ−クヮ−サ−を丸絞りした
オ−ガニック シ−クヮ−サ−酵素スカッシュを
サ−ビスして戴けるという
うれしい企画にも
つられてしまいました(笑)

ドキュメンタリー映画
「食べることは生きること〜アリス・ウォータースのおいしい革命〜」

この作品によって

farmers first !
生産者が一番大事。という
再認識と

食に限らず
様々な事柄の
本来あるべき所から
少しずつ
ズレてきた部分を
軌道修正することにも
繋がるような感じがしました

私の仕事の話しですが
三線を演奏する前に必ず
正しい音律に整える
調絃という作業があります

ウチナ~口では
調絃する事を
「チンダミ」をする
といいます

正しい音に整えても
演奏したり
楽器を持ち運びしたり
置きっぱなしにしていても
音は元の位置からズレてしまうから
毎回 調整は必要です

日常生活の中でも
関わってくるものや
気になる出来事は避けられなくて
本来の目的を忘れてしまったり
見失ってしまう事があります

人も動けば(生きてると)
ズレたりブレたり
くるったりする事もあるので

人間も時々は
チンダミが
必要だと感じています

私は那覇の
ある先輩と会って
話をすると

カチッと
元の位置に
はめ込んでもらえます(笑)

今回は
ドキュメンタリー作品
「食べることは生きること〜アリス・ウォータースのおいしい革命〜」に

チンダミしてもらい

また本来の意識に立ちかえる
事ができて
観てよかったなと思いました

帰りに
駐車場へ向かうに
久しぶりに
繁華街を通りました

かつては
すれ違う度に
肩がぶつかるほど
行き交う人に溢れていた
賑やかなアーケード街でした

今は昼間は殆どの店の
シャッターが閉まっていて
通りに
風が抜けて
かつてを知る人には
諸行無常の味わいを
見せています

下を向いて歩いていたら
一瞬
懐かしくて切ない
良い香りがして
記憶をかすめたので

辺りを見回したのですが
人影は追えず

少しずつ変わっていく
街の景色に
私が暮らしていた頃の
若い日々を
思い出して
甘さも苦さも
染み込んだ街だと
しみじみ思いました



















  • LINEで送る


Posted by 松田 しのぶ at 17:48│Comments(4)
この記事へのコメント
tarboh さま
写真のアーケード街は
沖縄市の1番街という商店街ですよ
子供の頃は
1番街に行くとなると
大喜びでした
衣食住に関する物は
なんでも
そこで買っていました
オシャレな人も
たくさんいたし
盆正月、クリスマスや七夕など
イベント時期も華やかでしたが
毎日にぎわいを見せていて
いま当時の景色を思い出しても
ワクワクします
憧れの詰まった場所でした
Posted by 松田 しのぶ松田 しのぶ at 2024年11月22日 22:26
生活していくうえでのチンダミは常に必要ですよね
毎日やらないと少しづつ狂い1年で修正できないくらいだったりってことはないでしょうけど・・・
なんだか自分に言われている気がしました

このアーケード違っていたらすみません
栄町のアーケードですかね?
栄町は夜は少々賑わっているのでしょうが
昼は寂しい感じがしますね
昼間は良く立ち入るのですが夜行く機会がなかなかなくて・・・

早々、チンダミに戻りますが人間多少狂い・ゆるみが生じたほうがよい時もあるけど
その狂い・やゆがみ自覚しておかないといけないですね
僕には、その能力備わってませんけど(笑)
Posted by tarboh at 2024年11月22日 12:45
ryuka さま
松田弘一師匠の
「あかばんた」をご存知でしたか
さすがですね
父の作品の中でも
私が好きな曲です
賞レースで
大賞も受賞した名曲ですよね
華やかさや賑やかさや
勢いの去った後に
侘しさや寂しさ
哀しさが残って
それがまた
美しく感じてしまいます
Posted by 松田 しのぶ松田 しのぶ at 2024年11月20日 21:36
本人は変わってる意識などなくても、周りから見るとやはり変わってしまっている事なんてよくありますね。リセットしても変わらないものを積み重ねていくと自分らしい何かが得られるような気がしています。
コザのアーケード街が多くの人で賑わっていた光景見てみたかったですね。行く度にありし日の光景を想像してしまいます。弘一先生のあかばんたはこういう心境なのかなぁといつも思ってしまいますね
Posted by ryuka at 2024年11月20日 18:27
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。