No.10『毛遊び千鳥』

松田 しのぶ

2010年10月01日 02:09

『月さやか』に収録した歌は沖縄に古くから伝わる歌ばかりで、全て方言で歌われているので解説してほしい‥との声が多く その作業を進めています。

No.10に収録した
『毛遊び千鳥』は
私がこの道に進む事を決定づけた曲で。
父であり師匠の持ち歌でもあります。
子供の頃から大きな舞台で父が歌い演奏しているのを、そでで見ていたり、ラジオで聴いていたのですが、その度に体の奥底から沸き上がってくる血潮を感じると言いますか‥
私の誇りです。
美弾き 巧く弾き‥様々な三線奏法を讃える表現がありますが そのすべてを備えた曲になっています。

『毛遊び千鳥』は遊び唄なので 歌詞の意味というよりも軽快な曲調を愉しんで戴きたいと思います。

一応、訳しますね。

1‥面影がたてば 宿に居られない。急いで飛び起きて僕は行く(はやるキモチの向かう場所‥)

2‥若いうちに 今楽しまないと どうするんだい?年老いて後悔しても何の役にもたたないぜ

3‥一理先に 恋人が住んでいる 夜中にその道を通うのは 暗くて怖くて身震いするけど‥それでも逢いたいから行くんだよ。

4‥行くか戻るか‥迷うなぁ‥夜通し明け方まで毛遊びをしている北谷トンネルに。行きたい!でも、行っちゃうと朝方、自分の朝食用に自分で掘らなきゃいけない芋を掘れなくなる(朝食抜きは肉体労働にはキツいからなぁ‥)

そんな感じの内容の歌になってますo(^-^)o